行橋のマテ貝掘りは、採って良し・食べて良しで子供も大喜び
目次
マテ貝って何?
マテ貝って聞いたことありますか?私が地元に住んでいたときは、聞いたことも見たこともありませんでした。ただ、北九州や大分県の周防灘に面する地域では、潮干狩りと言えば、「マテ貝」が挙がる程、メジャーな貝だそうです。
そして、何よりも面白いのがマテ貝の捕り方です。通常のアサリ掘りの様に熊手で捕るのではなく、巣穴に食塩を振りかけて、驚いて?出てきたマテ貝を捕るそうです。「塩を振りかけて?」と思いますよね。はい、詳細は以下の報告をご覧ください。
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マテ貝掘りの方法
砂浜の上にポツポツと小さな穴が開いている場所を探します。なるべく、穴が密集している場所がオススメです。穴を見つけたら、クワで一気に削り取りましょう。
掘る深さはそれ程気にする必要はありませんが、深さは一定にした方がその後がやり易くなります。小さなクワでは、掘れる場所が狭くて効率が悪くなります。大きなクワ(スコップ)で掘る方が効率良く進めることが出来ます。
砂浜上で見えるのは小さな穴ですが、クワで掘ると、ハッキリと穴を確認することが出来ます。穴を確認出来たら、全ての穴に塩を入れていきましょう。暫くすると、海水が出てくる穴があります。※以下3枚の画像はフリーサイトより引用
辛抱して見ていると、「ピョン」とマテ貝が穴から顔を出しますので、慌てず摘まんで、穴からゆっくりと引き出しましょう。
上手くハマれば、穴から穴へとマテ貝が次々飛び出していきます。まるで、モグラ叩きのように慌ただしくなりますが、慌てず確実に1匹ずつ捕まえていきましょう。
行橋市の長井浜海水浴場へGo
北九州市中心部からは車で30分程でしょうか?北九州と大分を結ぶ国道10号線を南下していくと、長井浜行きの看板(右折)が出てきます。他の車も沢山右折していくので、一緒について行くと5分程で海に出ます。
住宅街の中を抜けて行くので、少し分かり辛いですが、ナビを利用すれば問題なしです。
海を横目に見ながら少し進むと、漁港のお母さん達が出迎えてくれます。車に乗ったままで料金の支払い(大人500円 子供無料)。そして駐車場に誘導されます。
マテ貝掘りは早めの行動が吉
当然ですが、マテ貝掘りは「干潮」の時にしか出来ません。必ず市のホームページ(行橋市まてほり情報)で確認をしておきましょう。
当日の干潮時間は午後4時前。時間に余裕をもって行動する為に、午後1時前には長井浜海岸に着いたんですが、既に満車寸前…。もう少し遅かったら駐車出来なかったかもしれません。
無事に駐車を完了したら、車内で昼食とマテ貝掘りの準備を行います。ノンビリと昼食と準備を済ませてから、海岸を覗くと既に人がいっぱい!「出遅れた!」と慌てて海岸に降りていきます。
引き潮を追いかけて沖へGo
沖の方に人が沢山いるので、少し手前から掘っていきますが、ポツリポツリと捕れる程度。最初は大騒ぎしていましたが、段々物足りなくなってきます。
手前の方は混雑はないんですが、マテ貝も少ない。掘り跡も少ないので、期待薄です。
沖の方(波打ち際)の方に人が沢山集まっています。私達もそちらに移動することにしました。
波打ち際にやってきました。やはり、こちらの方が密度が高い!右下の水溜まりの中に穴が沢山あるのが分かるでしょうか?やはり、岸からより遠い方が、マテ貝がいる確率が高いようです(捕られる機会が少ないから)。
マテ貝掘りをやっていた時間は3時間程でしょうか?家族4人で十分な量のマテ貝を捕ることが出来ました。
夢中になっていると、あっという間に満ち潮に変わります。思っている以上に早いスピードで潮が満ちてくるので、取り残されないように注意しましょう。
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マテ貝はバター焼きが最高
王道でマテ貝のバター焼き。文句なしの美味しさでした。
マテ貝の佃煮。マテ貝の強い味には良く合う料理法でした。日持ちもするので長く楽しめます。
アサリと比べると、ややクセのある味かもしれません。その為、繊細な味付けよりかは、濃いめの味付けの方が合うような気がします。また、マテ貝は「砂抜きの必要はない」と言われていますが、我が家は海水を持ち帰って一晩砂抜きをしました。
マテ貝掘りに必要な道具
- 大きめのクワかスコップ⇒大きい方が効率良く掘れる
- 塩(1人1㎏以上)⇒事前に乾煎りしておくと、塩が固まりにくくて使用し易い
- 塩入れ⇒100均のドレッシングボトルなどを購入しても良いが、お風呂用洗剤などの空容器(小さな穴が複数開いているタイプ)の利用がオススメ
- ネット⇒マテ貝を入れておく網(そのまま砂浜に置いてくと潜って逃げる)
- ラッシュガードや帽子⇒濡れても大丈夫なタイプ
- 日焼け止め⇒熱中症の可能性あり、この時期の海は想像以上に紫外線が強い(特に子供は注意)
- 飲み物⇒脱水症を起こす可能性あり(特に子供は注意)
- 水道水(多めに)⇒海岸に洗い場はあるが大混雑、水を用意していれば、車の横で泥を洗い流すことが出来る